【マスコミ就活】テレビ局の仕事ってどんなことがある?元テレビ局員が解説します。
マスコミ企業に入って番組を作りたいです!
いいね!
だけど、マスコミ業界の中には番組制作以外にもいろんな職種があって採用にも大きく関係するから他の職種も知っておこう!
本記事では実はめちゃめちゃ大切なマスコミの仕事や職種についてご紹介します。
なぜ職種を知るのが大切かというと、マスコミは職種によって採用日程や募集が違うことがあるからです。
アナウンサーになりたいのに、募集は総合職採用と別だったのを知らず応募できなかった。。
なんて失敗は避けるためにぜひマスコミ業界の職種について知っておきましょう!
また、詳しい職種を知っておくと、就職活動で本気度をアピールすることができます。
適当に受けている就活生は詳しい職種まで調べませんからね。
企業が求めているのは、本気でマスコミに行きたいと考えている就活生です。
- 職種によって採用日程が違うことがあるので自分の志望職種を決めておくとスムーズに試験が受けられる
- 採用企業に本気度が伝わりやすい
企業に本気を伝えるためにもぜひ色んな職種について知ってみてください!
僕の詳しい経歴はこちら。テレビ局で12年勤務。今までに100名以上をマスコミ企業内定に導いた経験があります。
マスコミ就活おすすめ本です。
僕も就活生の頃買って読んでたので、興味があればぜひ。
では、解説していきます!
マスコミ業界とは
マスコミ業界とはメディアを通して情報を届ける業界のことをいいます。
その中でマスコミ業界は大きく4つに分かれます。
- 放送業界
- 出版業界
- 新聞業界
- 広告業界
本記事では放送業界について詳しく解説していきます。
ではどうぞ~!
放送業界
放送業界とは、テレビやラジオなどの通信設備を通して情報を届ける業界のことをいいます。
放送業界といっても仕事の業種は多岐にわたります。
- アナウンサー
- パーソナリティ
- 報道記者
- プロデューサー
- ディレクター
- 広告営業
- 編成業務
- 技術
- 人事
- 総務
アナウンサーやラジオのパーソナリティ、報道記者など、情報をわかりやすく伝える人。
プロデューサーやディレクターなど、番組を制作する人。
その他には、広告営業、編成業務、人事、総務など、様々な業種によってなりたっています。
では、さらに詳しく各職種を説明していきます。
編成・制作部門
視聴者が面白いと思う番組を制作、視聴率アップに貢献する役目を担う部署です。
プロデューサー
番組の総責任者です。
番組を直接制作するというよりは、番組企画の編成や局の上層部に上げて交渉したり、キャスティング(出演者の決定)を行ったりします。
ディレクター
番組作りを最前線で行う職種です。
- リサーチ
- キャスティング
- 台本作り
- 撮影進行
- カメラマンや各スタッフとの打ち合わせの段取り
など。番組作りに関する幅広い仕事ができることが求められます。
まず新人ではAD(アシスタントディレクター)を経て、雑用やこまごました仕事を行い、ディレクター、プロデューサーへと昇進していきます。
地方局などは少数精鋭で業務をこなしていることも多いため、ディレクターがリサーチャーの役目を担ったり、番組制作において幅広い仕事をこなせることが重要です。
放送作家
番組の企画を専門に考える職種です。
基本的には放送局社員ではなく、外部の放送作家に依頼することが多いです。
リサーチャー
情報集めのスペシャリストです。
番組に必要な情報、番組を企画する上でのヒントになりそうな情報を探して制作現場に提供する職種です。
最近では情報バラエティ系番組が人気なこともあり注目されるよになってきた職種です。
編成
こちらの記事は動画版もあります。動画で見たい方はこちらをご覧ください。
どの時間にどういう番組を放送するのかというタイムテーブルを作成するのが編成です。
時代の流れや視聴率データ、会社の経営方針などを読み取り、分析を繰り返しながら、番組の順番や番組の変更などを決めていきます。
あまり知られていないけどかなり重要な部署です。
就活においても、制作がやりたいという就活生が多い中で、編成のことを知っておくと他の就活生と少し違うなと思われるかもしれません。
報道・アナウンサー・技術・考査
情報を伝える役目を担っている業種です。
報道記者
日々の中で起きた事件や事故に対して取材を行い、視聴者にわかりやすく伝える業種です。
番組オンエアー時間までに、取材し、原稿を書き、取材、撮影、編集を行います。
取材する先の担当を振り分けるために、社会部、政治部、経済部、刑事部など分野ごとに報道記者がいます。
アナウンサー
視聴者にわかりやすく情報を伝えます。
報道番組にとどまらず、情報番組やバラエティ番組、歌番組の司会、現場でのレポート、ナレーションなど仕事の幅は多岐にわたります。
技術
カメラ、照明、ビデオエンジニア(映像技術)、スイッチャー(複数のカメラからくる映像を適宜切り替える人)などの人たちでディレクターがイメージする映像を具現化する役割を担う業種です。
考査
番組やCMについて事前にチェックを行い、適切な助言を社内に行っていくのが考査担当である。
営業・番組広報・ライツ
営業
テレビは広告収入で成り立っています。
スポンサーとなりうる企業に対して広告営業に行くのが営業です。
スポンサーだけではなく、売り上げを伸ばすために社内でうまくコミュニケーションをとることが重要な業種です。
動画では営業について詳しく説明しています。
僕は7年ほどテレビ局で広告営業をしていました。
テレビ局の中でとっても大切な業種です。
広報
新番組を告知するための広告を新聞、雑誌、交通広告などに出したり、番組に関する取材対応などを担当する職種です。
ライツ・版権事業
最近注目の職種。
ティーバーなど多チャンネルへの番組の再利用をするにあたり、著作権など権利関係を専門に担当するです業種です。
従来あまりノウハウがなかった分野のため、外部に委託することも多いです。
就職活動において、この分野が得意な人は他の就活生と違ったアプローチが可能かもしれません。
総務・人事・経理
総務
会社の組織全体が円滑に動くように様々な業務を担当します。
社会保険の手続き、名刺発注などの庶務、健康診断などの安全衛生管理、給与処理、福利厚生。
様々な仕事があります。
人事
採用を担当する業務です。
会社の規模によっては総務が兼任する会社もあります。
採用、雇用の管理。配属先の決定など人員についてを専門にしています。
経理
会社経営において「利益」や「資産」を生み出すためにお金の管理をする業務です。
お金の流れを数値化して正確に管理しています。
一つ一つの仕事に派手さはないものの、会社には欠かせない存在です。
まとめ
いかがでしたか。
一言でマスコミ業界、テレビ局といっても様々な仕事内容があります。
就活生がテレビ局の職種について知っておくことはとても大切です。
- 職種によって採用日程が違うことがあるので自分の志望職種を決めておくとスムーズに試験が受けられる
- 採用企業に本気度が伝わりやすい
それぞれの仕事内容を知り、自分はどんな役割でマスコミ企業に入社したいのか。
ぜひ自分の志望動機や今後の社会人生活の参考にしてみてください!
どこか参考になればうれしいです。
読んでいただきありがとうございました!